ブルボンキーホルダー集めという
ブルボンキーホルダー集めという趣味を始めたことは
前のブログで書いた。
ブルボンキーホルダーとは、1960年から70年後半
までにフランスで作られたアンティークキーホルダーだ。
ブルボン社というキーホルダーメーカーが、フランスの
いろんな企業の販促物として製作していたものだが、
とても精工に作られており、デザインも秀逸だ。
販促物というからには、当時は街角でタダで配られて
いたものだ。しかし、その後テレビやラジオ広告の台頭で
次第に姿を消していき、今は製造されていない。
一部の収集家たちが、これのコレクションをはじめたことを
きっかけに、今は世界中にコレクターがいるのだが、
生産当時、何千種類ものキーホルダーが作られていた
ので、すべて揃えることは不可能に等しい。
言ってみれば切手収集に近く、比較的手に入りやすい
もので数千円、高価なもので数十万円に達する。
コレクション趣味としてはとてもマニアックな部類に
入り、例えば日本では、このブルボンキーホルダーに
関する本が、わずか一冊しか発刊されていない。
手にとってみるとわかるのだが、70年代の息吹が
聞こえてきそうな逸品だ。
このブルボンキーホルダーを、同じく70年代生まれの
アンティークカメラ、ポライドSX-70くんで撮影したものを
今日はここに展示してみようと思う。
これは、「BARTISSOL(バルティソル)」という食前ワインの
メーカーのもの。金箔で作られたような人影が浮かび
上がっているようなデザインだ。
仏のペンキメーカー「VAKENTINE(バレンタイン)」の
ブルボン。手に持って逆さにすると、ペンキ缶の中から
ハケが出てくるという凝った作り。
乳児用品メーカー「Guigoz」のブルボン。
地球の上に子供が座っている絵を、掘りこんで作ってある。
航空会社「AIR FRANCE(エア・フランス)」のブルボン。
裏面には"BOEING707"と書いてある。年代を感じる。
ノルマンディ産のチーズのブランド
「LA CURIEUSE(ラ・キュリウーズ)」のブルボン。
やる気のなさそうな牛が、なんとも可愛い。
特殊車両メーカー「bennes marrel」のブルボン。
左右に傾けると、トラックの荷台が乗り降りする。
トラック会社「Berliet」のブルボン。
こちらも左右に傾けると、トラックが倉庫を出入りする。
言わずと知れた「ESSO」。ロゴのみの単調なデザイン。
スイス本社の世界最大の食品メーカー「NESTLE」。
この頃から続いている、鳥の巣をモチーフとしたロゴ。
フランスの有名な歯磨き粉「FLUO CARIL」のブルボン。
グニューっとはみ出た歯磨き粉がなんともいえない。
仏のコーヒーメーカー「カフェ・ドゥ・レレファン・ノワール」。
今はもうなくなったそうだが、可愛らしい象がトレードマーク。
左右に傾けると、林の中から象が出たり入ったりする。
とまあ、ここ1ヶ月で集めたブルボン達を紹介してみた。
写真ではオモテしか見せていないが、裏面も同様の秀逸な
デザインが施されている。これがすべて当時の職人による
手作業で作られていたというから驚きだ。
希少価値の高低はそれぞれだが、ネットで調べた限りでは
最後に紹介した「カフェ・ドゥ・レレファン・ノワール」のものが
一番価値が高いようで、路面店では2万前後で売られている。
自分の入手方法は、もっぱらヤフオクだが、
そのあたりの相場を調べながら買う、というのが面白い。
それぞれの写真をよく見るとわかるが、ホルダー部分が
すべて逆台形になっている。これがブルボンの特徴だ。
フランスのアンティークキーホルダーは数多くあるが、
この逆台形のホルダーのものが価値が高いわけだ。
まあ自分の場合、価値というより見た目のデザインで
選んでいるわけだが、なかなか面白い趣味を見つけた
ものだと、悦に入っている。
3日で一個、1ヶ月で10個、というペースで集めているので、
自分が老後を迎えることには、4000種類以上のブルボンが
この手に集まってくる計算になる。その頃には一端のコレクター
として、世界に名を馳せているかもしれない、などと
ほくそえんでしまう。
END
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